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そのスピードで

「ご馳走さまーっ」
「御粗末様でした。」
「あれ、そんな言葉どこで覚えたの?」
「へへ、こう見えても日々勉強してるんだよ」
「そっかー。負けてられないなぁ」
「うーん、でも新しい環境になれる事が先じゃない?」
「それは、そうだけど…」
「焦ること無いよ。自分のペースで良いじゃん」
「うん…」
「大丈夫だって。一人じゃないんだから」
「ありがと。そう言ってくれると凄く嬉しい」
「よし!やっぱり笑顔が一番似合うよ」
「なーに言ってんの!照れるって!」
「ハイハイ。お待ちかねのデザートだよ」
「またそうやって誤魔化すんだから。…でも、美味しそう。
 頂きま〜す」
「ホント、単純なんだから」