天覧試合でファインセーブ連発。

世界最高レベルのGK対決。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2008/06/24/08.html

　欧州選手権準々決勝の１試合が２２日に行われ、スペインがイタリアを下し、８４年大会以来の４強進出を果たした。延長戦を終えて０―０でＰＫ戦に突入。ＧＫイケル・カシージャス（２７＝Ｒマドリード）が２本を止める好セーブを見せ、４―２で０６年Ｗ杯王者を退けた。これで４強が出そろい、準決勝は２５、２６日に開催。スペインはロシアと対戦する。
　５人目のセスク・ファブレガスがゴール右隅に蹴り込むと、ベンチの控え選手が一斉にピッチに飛び出した。ＰＫ戦の末に世界王者を破る劇的な勝利。選手が抱き合った歓喜の輪で中心にいたのはカシージャスだった。
　「ＰＫ戦の結果はくじ引きみたいなもの。オレたちはついに壁を乗り越える幸運を手に入れた」
　キャプテンマークを巻いたヒーローは運を強調したが、確かな洞察力が勝利を呼び寄せた。ＰＫ４本で２本を止めた。決められた残り２本も蹴られた方向に飛んだ。世界一の称号を争うと言われる相手ＧＫブッフォンの読みが当たったのは５本中わずか１本。アラゴネス監督は「止めてくれると思っていた。ＧＫコーチが相手の傾向を伝えたが、最後は本人の判断。偉業だ」と称えた。
＜中略＞
　準決勝は１次リーグで４―１と圧勝したロシアが相手。「ここまでくれば前回の結果は無関係。新たな戦いになる」と気を引き締めたカシージャス。頼れる主将に率いられて０６年１１月の親善試合ルーマニア戦の黒星を最後に国際Ａマッチ２０試合で不敗を続ける無敵艦隊が、頂点に近づいた。

聖イケルは伊達じゃない。
是非とも、頂点へ。